2017-11-02
antennasia: Alter-Egoist
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antennasia: Alter-Egoist
[Double Life Records DLCA-0006]
1. Cube
2. 134340
3. -2000°c
4. Pandora
5. Crimson Soda
6. Golden Gate Switch
7. Endless Precious Bad Beat
8. G.E.D.F. (n.t.g.)
9. oo0oo
10. Jam S. Pendelton
antennasia(アンテナイジア):
san(vo)とNerve(track)により結成。エレクトロニカ、ダブ、ポップなど様々な要素を内包した音楽を展開。アルバム”Phased”(2002)がきっかけとなり欧州ツアーを行う。2005年、”Cinemice”発表。同年より坂本龍一氏の番組「RADIO SAKAMOTO」で楽曲が紹介され始め注目を集める。アルバム“23 Bluebird Street, Velo-City”(2006)には同氏がコメントを寄せている。2008年、Rob Smith、DJ3000、Embee (Looptroop Rockers)、D-Friedなどが参加したリミックス・アルバムを発表。メディアアート、ダンスなど、様々なフィールドのアーティストとのコラボレーションも行っている。2010年、アルバム”Qus-cus”をリリース。コンピレーション「ARTIST ACTION」(2011)、「坂本龍一トリビュート」(2012)などにも参加。2012年、配信限定リミックスEP "Re : Qus-cus"、2013年、”Howling”、2014年、デトロイトのMezéより”Dragonfly EP”をリリース。
Alter-Egoist:
antennasia 4年ぶりとなるアルバム"Alter-Egoist"。まず、カヴァーを飾る宇宙空間に浮かぶ巨大なウツボに目を引かれるだろう。現在のヴェイパーウェーヴ界の重要人物であるLa Mano Friaが手がけたこのアートワーク(ウツボの写真はsanによるもの)は未知への入り口であり、アルバムを視覚化している。"Alter-Egoist"では、殆どの曲のコンポジション/トラック・メイキングを、ヴォーカルのsanが手がけており、その奔放なイマジネーションが音響化した、幾重ものヴォーカル・パート、電子音、民俗楽器、様々な言語などが散りばめられた、カオスとポップネス、静と動、光と闇といった相反する対局の要素/イメージが同居する作品となっている。前作までのテイストを保ちつつも、よりベース・ミュージックの要素が増し、また、殆どの曲で、場面が不可逆的に変化し続ける構造が見られる。ダブ・シンフォニー"Crimson Soda"、冥王星の惑星からの降格に材を取ったポップな"134340"、静謐なアンビエント・トラック"Pandora"、インダストリアル・エレクトロ"-2000°c"、シアトリカルな組曲"Jam S. Pendelton"、再構築ブロークン・ステップ”Golden Gate Switch"、違和感協調性浮遊トリップ"oo0oo"、ノリノリ不安ビート"Endless Precioud Bad Beat"、変形アストラガリプリシジョンビート"Cube"、デトロイトのMezéよりリリースされたEP収録曲のアップデートver. "G.E.D.F. (n.t.g.)"を収録。"Alter-Egoist"はantennasiaのニュー・チャプター。ウツボの背に乗って、小宇宙を巡るトリップへ。