2015-07-24
orange pekoe & Toshiyuki Yasuda: Somebody Loves Me (Hennessy Artistry Mix)
orange pekoe & Toshiyuki Yasuda: Somebody Loves Me (Hennessy Artistry Mix)
[MEGADOLLY MDD1513]
Ototoy
1. Somebody Loves Me (Intro)
2. Somebody Loves Me (Duet)
3. Somebody Loves an Improvisation
1, 2 Composed by George Gershwin, Lyrics by Ballard MacDonald and Buddy DeSylva
3 Composed by Tomoko Nagashima, Kazuma Fujimoto and Toshiyuki Yasuda
Arranged by Tomoko Nagashima, Kazuma Fujimoto and Toshiyuki Yasuda
Vocal & Effects by Tomoko Nagashima (orange pekoe)
Acoustic Guitar & Effects by Kazuma Fujimoto (orange pekoe)
Piano, Vocoder, Beats, Synth, Mastered by Toshiyuki Yasuda
Recorded by Hiromi Mizoguchi at Saravah Tokyo
Mixed by Ken Nishi (Syn)
Photos by Yusaku Aoki
Somebody Loves Me (Hennessy Artistry Mix):
“THE ART OF BLENDING” をテーマに、さまざまなジャンルやスタイル、文化、才能をブレンドし、芸術性を創出するHennessy artistry。2011年末サラヴァ東京にて行われた回では、ソウルフルでポジティヴな歌と高い演奏性が聴く者を魅了しているorange pekoeと電子音楽をベースにボーダーレス・ジャンルレスに活動する安田寿之とのセッションが行われた。ガーシュウィンの名曲「Somebody Loves Me」を共同アレンジし、13分弱を一発録りしたその時の模様を編集なしで収録。オーガニックでスパイシーなギターと歌とシンセベースで始まる導入部、ロボットヴォーカルと生歌がデュエットするグルーヴィーな展開部、エフェクティブなノイズが徐々に重なり音の洪水状態に発展する終結部。お互いのエッセンスが絶妙なバランスで凝縮された、心地良くもボーダーレスな音楽旅行。
orange pekoe:
ナガシマトモコ(ヴォーカル、作詞)と藤本一馬(ギター、作曲、編曲)により1998年に結成。深く甘美な歌声と、独創的なギター、またジャズ、ブラジル音楽など様々なジャンルの音楽を確固たるオリジナリティで昇華した自作自演のスタイルで、同世代を中心に大きな支持を得ている。現在まで7枚のオリジナルアルバムをリリースし、新作「Oriental Jazz Mode」では今までのサウンドに加え、中近東、北アフリカ、またアジアなどを含むオリエンタルな要素を独自にミクスチャーした楽曲で新たな境地を切り開いた。
ライブにおいても、二人の息づかいが聞こえる歌とギターによるアコースティック・デュオ編成から、グルーヴィーで迫力溢れる総勢18人からなるビッグバンド編成まで幅広く活動し、アジアやニューヨークでのCDリリースやライブ公演など海外でも活動を展開。
また作品ごとにアートやファッションとのコラボレーションを展開するなど、そのヴィジュアルワークにも注目が集まる。
その他それぞれソロとしての活動も始動し、ギタリストとしてのソロ作品「SUN DANCE」、「Dialogues」が各方面から高い評価を得ている藤本一馬の3rdアルバム『My Native Land』が2014年7月に、また同年9月には藤本一馬/伊藤志宏 デュオ『Wavenir』をリリースし、独自のチェンバー・ジャズ/ワールド・ミュージックを展開。
そしてナガシマトモコの初のソロ・プロジェクト’Nia’の1st アルバム「NIA」が2014年9月にリリース。日本人初の米国BLUE NOTEとの契約を果たした大注目のJAZZトランぺッター・黒田卓也を作曲・アレンジ・プロデュースに迎え、NYで活躍する新進気鋭のミュージシャン達とともに制作されたこの作品は、様々な音楽性を感性豊かに表現してきた彼女のルーツ的な魅力がつまった新世代オーガニック・ネオ・ソウルとして話題となっている。Wax Poetics JapanとのコラボレーションによるDJ SpinnaのNia’Natural Law’ REMIXも配信され、注目を集めた。
安田寿之:
電子音楽をベースにジャンルレスに活動する音楽家/作編曲家/プロデューサー。MEGADOLLYレーベル代表。1973年生まれ。兵庫県宝塚市出身。立命館大学理工学部卒。1994年、FPMに参加。Pizzicato Five、Towa Tei、Combustible Edisonなどのプロジェクトを手掛け、1997年のFPMデビューアルバムを最後に脱退。
「ROBO*BRAZILEIRA」としてブラジル音楽を歌うなどユニークなソロ活動を主体に、Towa Tei、Señor Coconut(Atom Heart)、Clare and The Reasons、Fernanda Takai(Pato Fu)など、内外・ジャンル問わず共作・共演。CM、中野裕之監督映画、篠山紀信写真映像作品、桑原茂一コメディ作品、維新派や升田学のパフォーマンスなどへの音楽制作も多数。
新しい形の「音楽のソーシャル・ハブ」になるべく、直接配信契約するiTunes Storeで多様なアーティスト作品を全世界発表する。常に、既成概念を打破する新しい音楽の公表方法を模索/実施している。2013年には、1点物の音楽作品と写真を組み合わせた「音楽家の写真展」を開催し、広告業界など他業種から注目を集める。出展作は完売し、これからの音楽の自由な発表方法の提示に成功した。Les Siestes Électroniques(フランス)、Sonarsound Tokyo、Apple Storeなどに出演。武蔵野音楽大学講師。