<-- Jigsaw Puzzle!
SOLO ALBUM (4th)
TOSHIYUKI YASUDA: Children's Songs 2050
[monogram records RBCP-2428]
Spotify, OTOTOY
Tower Records, HMV, Amazon.co.jp
LEEway (in Korea), High Note (in Taiwan)
01. Ah! Vous Dirai-Je, Maman (きらきら星 / feat. Marina / France)
02. U’sh’avtem Mayim (マイムマイム / feat. Sananda / Israel)
03. The Rainbow Connection (レインボウ・コネクション / feat. Clare and The Reasons / USA)
04. Che Che Kule (チェッチェッコリ / feat. Maïmouna Coulibaly / Ghana)
05. Memories of Summer (夏の思い出 / feat. Fernanda Takai / Japan)
06. La Cucaracha (車にゆられて / feat. Daniel Jiménez / Mexico)
07. Song of the Seashore (浜辺の歌 / feat. Seika Iwashita / Japan)
08. From the New World (新世界より / feat. Yoshio Machida / Czech)
09. Magtanim Ay Di Biro (田植歌 / feat. Rina Sumaga / Philippine)
10. Volevo Un Gatto Nero (黒猫のタンゴ / feat. Chicca / Italy)
11. Letka Jenkka (ジェンカ / feat. Hanna H / Finland)
12. Heidenröslein (野ばら / feat. Juliane Lommer / Germany)
13. Polyushko Pole (ポーリュシカ・ポーレ / feat. Yelena Neva / Russia)
14. When You Wish Upon a Star (星に願いを / feat. ROBO*BRAZILEIRA / USA)
15. Auld Lang Syne (蛍の光 / feat. Sophie Higgins / Scotland)
All Tracks Except As Noted Recorded, Arranged, Edited, Mixed by TOSHIYUKI YASUDA at MEGADOLLY Musikraum, Tokyo (with Digital Performer, PowerCore X8, Melodyne, Auto-Tune, Kontakt, Reaktor, Kore Player, Nautilus Bundle, DE-200)
01, 02, 04, 10, 11, 13, 15 Vocal Recorded by Gérard Langella at Elliot Music Studio, Paris
Mastered by Masato Morisaki at Saidera Mastering, Tokyo
Art Direction by TOSHIYUKI YASUDA
Illustration by Takao Nakagawa
Illustrator Agency by Hiroaki Shono (vision track)
Photo by Kiyohide Hori
Design by Naomi Katagiri (notes graphic)
Artist Management by Shoji Kibe (Styrism)
A&R by Nao Watanabe, Shioji Mori (Rambling RECORDS)
Executive Produced by Takayuki Morinaka (Styrism) and Zin Nakajima (Rambling RECORDS) and TOSHIYUKI YASUDA
monogram records is a brand-new label by Styrism × Rambling RECORDS
Produced by TOSHIYUKI YASUDA
世界各国の童謡スタンダードが、カラフル&スタイリッシュに生まれ変わった!
音の建築家"安田寿之"が、『過去・現在・未来』の全ての"子供たち"に贈る、楽しい音楽の『未来設計図』。
クレア・アンド・ザ・リーズンズ、フェルナンダ・タカイ(パト・フ)、マリーナ(ヌーベル・バーグ)など、各国ネイティブ歌手をフィーチャー。
ジャケットは、本物の(16ピース)ジグソーパズル!
Colorful and stylish rebirth of world's children's songs!
TOSHIYUKI YASUDA, the sound architect presents delightful musical designs for future to all the children of past/present/future.
Featuring Clare and The Reasons, Fernanda Takai (Pato Fu), Marina (Nouvelle Vague) and native singers around the world.
With the real jigsaw puzzle jacket! (16 pieces)
01. Ah! Vous Dirai-Je, Maman (きらきら星 / France)
Music and Lyrics by Traditional
Vocal by Marina
Chorus by ROBO*BRAZILEIRA
Virus TI2, Omega 2, PE-1000, Kontakt, Nylon Guitar by TOSHIYUKI YASUDA
モーツァルトがアレンジした変奏曲やアルファベットを覚えるABCの歌としても広まっているが、元は1761年頃からフランスで流行した、娘が爆発しそうな恋心を母に告げる流行歌である。モーツァルトのアレンジの高揚感はさすがに素晴らしく、それにオリジナルのメロディと歌詞を組合せ、エレクトロニックに仕立てた。ヴォーカルは、世界中で大ブレイクしたユニットNouvelle Vagueでも活躍のMarina。
02. U’sh’avtem Mayim (マイムマイム / Israel)
Music by Amiran Pugachov Emmanuel, Lyrics by Traditional
Vocal by Sananda
Virus TI2, Stylophone, Kontakt, UVI Workstation, Symphonic Instrument, Lap Steel Guitar by TOSHIYUKI YASUDA
今作ではできるだけ多様な国の曲の収録を目指していて、この曲がイスラエルのものであることがあまり知られていないことからも、ぜひ入れたいと思っていた。「Mayim」とはヘブライ語で「水」で、井戸を掘り当てた喜びを歌った曲である。レトロなトイポップ/電子音楽的な要素と、とっぽいヴォーカルが絶妙にミックスできた。メロディは僕が想定していたものとSanandaの歌ったものは少し違ったが、「子供の頃ヘブライサマースクールで習ったものが取れなくて・・・」とのことで、そちらを尊重した。
03. The Rainbow Connection (レインボウ・コネクション / USA)
Music and Lyrics by Paul Williams and Ascher Kenneth Ascher
Ⓒ Fuzzy Muppet Songs
Vocal by Clare Muldaur Manchon
Strings by The Reasons String Ensemble (Violin by Olivier Manchon and Hiroko Taguchi, Viola by Todd Low, Upright Bass by Bob Hart), Strings Arranged by Olivier Manchon
(Vocal and Strings Recorded by Alex Venguer and Assisted by Ryan Kelly at Legacy Studios, New York)
Clare and The Reasons Appears Courtesy of Frog Stand Records
Banjo, Acoustic Guitar by Taro Sukegawa (Meu Coração) (Recorded by Taro Sukegawa and TOSHIYUKI YASUDA at Eclectic Studio, Tokyo)
Virus TI2, Omega 2, M-500, Kontakt, Symphonic Instrument, Lap Steel Guitar by TOSHIYUKI YASUDA
Clare & The Reasonsの1stアルバム「The Movie」をきいて以来、虜になったClare Muldaur Manchon(ヴォーカリストとしても作曲家としても)。童謡ではないかもしれないが、セサミストリートでカエルのカーミットが歌うこの曲を彼女が歌ったらさぞ素敵なものになるだろう、とルーツ・ミュージックの要素も入れてアレンジした。彼女から「自分だけでなく、The Reasons(ストリングス・アンサンブル)も参加したい」と返事をいただいた時は、本当に嬉しかった。純粋な気持ちでつくったものに、純粋な気持ちで歌と演奏を返してくれた、美しい結晶。
04. Che Che Kule (チェッチェッコリ / Ghana)
Music and Lyrics by Traditional
Vocal by Maïmouna Coulibaly
Virus TI2, Kaossilator, Kontakt by TOSHIYUKI YASUDA
なぜ有名な童謡は、ヨーロッパとアメリカのものばかりなのだろう?それぞれの国にそれはあるはずで、それらを紹介するという意味合いもこのアルバムに持たせたいと思っていた。対話するように歌うエコーソングを僕がプロデュースしたら、やはり片方はロボットになる。人間のヴォーカルは、振付師としても活躍するMaïmouna Coulibaly。アフリカンに歌とリズムだけの原曲なのでアレンジし甲斐があり、Funk+Kraftwerk的なアレンジにしてハイブリッド感を出した。
05. Memories of Summer (夏の思い出 / Japan)
Music by Yoshinao Nakada, Lyrics by Shoko Ema
Vocal by Fernanda Takai (Pato Fu) (Recorded by John Ulhoa at 128 Japs, Belo Horizonte)
Fernanda Takai Appears Courtesy of Deckdisc
Additional Arrangement (Guitar, Glockenspiel, Casio Tone, JX-305) by Dudu Tsuda (Recorded by Dudu Tsuda at Estudio Macaco, São Paulo)
Omnichord, PE-1000, Melodica, Kontakt, Trilogy, UVI Workstation by TOSHIYUKI YASUDA
様々な国の曲をやるからには、メロディと歌詞の説得力を引き出すためネイティブに歌ってもらう、というのもこのアルバムのコンセプトのひとつだった。が、この曲だけは例外で、ブラジルではスタジアム級ライブを行うロックバンド「パト・フ」のリードヴォーカルで大ファンのFernanda Takaiに歌ってもらった。日系3世である彼女は、バンドでもソロでも日本関連曲をしばしば取り上げていて、彼女を想定したアレンジをきいてもらうと快諾してくれ、素晴らしい歌を返してくれた。同じく、Trash Pour 4などでも活躍する日系3世ブラジル人ミュージシャンDudu Tsudaにもアレンジを手伝ってもらった。基本的には元気で楽しい8ビートのアレンジにしたが、日本人のDNAを持つ彼らがどんな「思い出」を紡いでくれたのか確かめてほしい。
cf. Fernanda Takai's blog
06. La Cucaracha (車にゆられて / Mexico)
Music and Lyrics by Traditional
Vocal by Daniel Jiménez
Chorus by Alto Refugio Christian Church
(Vocal and Chorus Recorded by Daniel Jiménez at El Tercer Cielo Studio, Texcoco City)
Virus TI2, TR-606, S6000, Kontakt, Mr. Alias 2, PowerCore 01 by TOSHIYUKI YASUDA
南米にも素晴らしい童謡はたくさんあるが、多くの歌詞のヴァリエーションがあり幅広く愛されてきたことがわかるこの曲を取り上げた。Daniel Jiménezによる歌などマリアッチスタイルは残しながら、アシッドハウスの要素も入れてアップデートした。「マリファナが切れたし、もうゴキブリは歩けない」という童謡としては過激なリフレインも、メキシコ革命時に兵士がパロディで替え歌を付けるうちに定着した「歴史」あるものである。
07. Song of the Seashore (浜辺の歌 / Japan)
Music by Tamezo Narita, Lyrics by Kokei Hayashi
Vocal by Seika Iwashita (mono-folio)
Piano by TOSHIYUKI YASUDA
(Vocal and Piano Recorded by TOSHIYUKI YASUDA at Meguro Persimmon Hall, Tokyo)
Virus TI2, PE-1000, M-500, Kontakt, Trilogy, Lap Steel Guitar by TOSHIYUKI YASUDA
1913年に歌人、林古渓が辻堂海岸をテーマに発表した詩「はまべ」に、ドイツ留学から帰国したばかりの作曲家、成田為三によって1916年に曲が付けられた楽曲。3拍子でしっとり歌われることが多いが、僕は大胆にアレンジしても残る日本人らしい上品で強い明るさを感じるので、後半どんどんエレクトロニックになる4拍子のラテンにした。ヴォーカルは、この気持ちいいスモーキーさを出せる人は他には居ない岩下清香。
08. From the New World (新世界より / Czech)
Music by Antonín Leopold Dvořák
Steel Pans by Yoshio Machida (Recorded by Yoshio Machida at Small Axe, Yokohama)
Violins by Naoco and Keiko and Mari (viaeclo) (Recorded by Shinjiro Ikeda at Sound City, Tokyo)
Lap Steel Guitar by TOSHIYUKI YASUDA
一緒に歌える曲だけが童謡ではない。クラシックとして残っている曲というのは、やはり強度があるし子供の想像力を広げてくれるものだと思う。「家路」「遠き山に日は落ちて」としてもアレンジされ有名なこの曲は、ドヴォルザークが後年赴任したニューヨークという「新世界」から故郷チェコへの(ほとんどホームシックのような)強い望郷の思いで1893年に書かれたものである。黒人やインディアンなどの民族音楽を「精神的」に引用された原曲の持つハイブリッドな背景を踏まえ、町田良夫のスティール・パンを中心にスティール・ギターとヴァイオリンで構成した。
09. Magtanim Ay Di Biro (田植歌 / Philippine)
Music and Lyrics by Traditional
Vocal by Rina Sumaga
Piano by TOSHIYUKI YASUDA
(Vocal and Piano Recorded by TOSHIYUKI YASUDA at Meguro Persimmon Hall, Tokyo)
Virus TI2, Kontakt, Turn Table by TOSHIYUKI YASUDA
これも、偏った国からばかりではなく多様な国の素晴らしい曲を紹介したい、という意図で取り上げた曲だ。アジアならではの優美さと共に、ハワイアンのようなうっとりした心地よさも感じたので、スクラッチ的にスティール・ギターを入れ軽いヒップホップテイストにした。モデルとしても活躍するRina Sumagaに歌詞の内容をきいたところ、辛い農作業の先には明るい未来が待っている、というもので、フィリピンで教育唱歌になっている理由がわかった。
10. Volevo Un Gatto Nero (黒猫のタンゴ / Italy)
Music by Francesco Pagano, Lyrics by Francesco Pagano and Armando Soricillo and Francesco Saverio Maresca
Ⓒ Abici Edizioni Musicali SRL
Vocal by Chicca
Virus TI2, Omega 2, S6000, Kontakt, Nylon Guitar by TOSHIYUKI YASUDA
1969年、日本でも当時7才の皆川おさむが歌い爆発的にヒットしたこの曲のオリジナル国は、イタリア。コードから半音ずれた音がメロディに多く含まれていて、少しブルージーで大人っぽい曲なのに子供も簡単に歌える、という不思議な曲である。色気とエディット感のあるSwing Jazz、という新しい解釈でプロデュースした。ヴォーカルのChiccaは、父親がよく歌ってくれた曲でとても思い入れがある、とのこと。
11. Letka Jenkka (ジェンカ / Finland)
Music and Lyrics by Rauno Väinämö Lehtinen
Ⓒ Warner Chappell Music / Universal Music
Vocal by Hanna H
Virus TI2, Omega 2, S6000, Kontakt, Lap Steel Guitar by TOSHIYUKI YASUDA
1960年代にフィンランドから流行したフォークダンスを元にしたダンスに付けられた楽曲で、日本では坂本九が1966年にカバーして有名になった。コード進行がラテンぽい部分もあり、アレンジ全体にもその雰囲気を少し入れた。このアルバムではスティール・ギターが随所に入り、特徴付ける役割を果たしている。この曲でもフィル的なアクセントとして入る。少しオルタナ感もあってフィットしたHanna Hは、このレコーディングの翌日に無事ご出産。
12. Heidenröslein (野ばら / Germany)
Music by Franz Peter Schubert, Lyrics by Johann Wolfgang von Goethe
Vocal by Juliane Lommer (Recorded by Klaus Scheuermann at 4ohm studios, Munich)
Virus TI2, Kontakt by TOSHIYUKI YASUDA
ゲーテによる、荒野に咲く可憐な野ばら(女性のメタファー)を是非もなく粗暴にへし折る男、の詩。ウェルナー、ベートーヴェン、シューマン、ブラームスなど何と150以上のヴァージョンがある楽曲の中で、Freuden(喜び)という部分を最も高い音に持ってくるなど素晴らしい均衡を持つシューベルトの作品。呟きのように歌がきこえるこの詩と曲の組合せは、なぜかSF的で僕を惹き付ける。2006年フランスToulouseでの電子音楽イベントLes Siestes Électroniques出演時に知り合ったJuliane Lommerの歌をロボ化して構成した。実は、このアルバムにはテンポ設定に関して秘密が隠されているのだが、この曲だけはリタルダンド(だんだん遅くなる)などの揺れが気持ちよくテンポは一定でないので例外。
13. Polyushko Pole (ポーリュシカ・ポーレ / Russia)
Music by Lev Knipper, Lyrics by Viktor Gusev
Ⓒ Lev Knipper
Vocal by Yelena Neva
Virus TI2, PSS-270, S6000, Kontakt, Proton, Symphonic Instrument, Lap Steel Guitar by TOSHIYUKI YASUDA
1934年、ソビエト連邦のクリメント・ヴォロシーロフに献呈された「交響曲第4番(コムソモール戦士の詩)」から、一部が独立して軍歌として歌われるようになったのがオリジナル。北国の曲で南国のアレンジ、というコンセプトで、ボサノヴァとスティール・ギターを軸にアレンジした。それでも残る北方の澄んだ空気感と少し演歌的な匂いは、日本人好みかもしれない。モデルや女優としても活躍するYelena Nevaも、このヴォーカルレコーディング数日後に無事ご出産。
14. When You Wish Upon a Star (星に願いを / USA)
Music by Leigh Harline, Lyrics by Ned Washington
Ⓒ Bourne Co
Vocal by ROBO*BRAZILEIRA
Wood Bass by Ichiro Fujiya (unistyle) (Recorded by Shinjiro Ikeda at Sound City, Tokyo)
Toy Piano by TOSHIYUKI YASUDA
1940年公開のディズニー映画「ピノキオ」で、コオロギのジミニー・クリケットが主題歌として歌って以来、世界中で愛されるスタンダード。ウエストコースト・ジャズのバラードのような感じになればと、トイピアノとウッドベースと少しのブラシドラムだけのシンプルなトラックにした。ピノキオからの連想もあり、ブラジル音楽を歌う架空ロボットROBO*BRAZILEIRAがChet Baker気取りで歌う。
15. Auld Lang Syne (蛍の光 / Scotland)
Music by Traditional, Lyrics by Robert Burns
Vocal by Sophie Higgins
Virus TI2, S6000, DE-200, Symphonic Instrument, Trilogy, Cepstral Voices, Lap Steel Guitar, R-09HR by TOSHIYUKI YASUDA
スコットランドの伝承曲に、1788年ロバート・バーンズの詞が付けられたものが原曲。英語だと「Old Long Since」。「my dear」(恋人よりは友人)と、旧交を温める内容である。大晦日は元より、メモリアルイベント、卒業式、壮行会など世界中で様々な区切りの場面で使われる。偶然前曲に続き1940年公開のアメリカ映画だが、「Waterloo Bridge」(哀愁)の中で客が踊る中クラブの演奏者が順にキャンドルを消していく印象的なシーンでも使われた。この優美なワルツヴァージョンを受け継ぎ、Sophie Higginsの歌と共に、最後に敬意をこめオマージュとして収録する。今日も平和な夜を。
このアルバムのコンセプトは、これから時代が進み明るい未来が待っているとして、そこで演奏される童謡のひとつのかたちを提示したい、というものである。
ここに収められている童謡を含むスタンダード曲とは、世界中をめぐるうちに様々な解釈がなされ、メロディ、歌詞、アレンジ、意味合いや役割なども変化していくものである。その変遷やヴァリエーションを俯瞰的にみられる今だからこそ、今作ではメロディと歌詞はできるだけオリジナルに基づき、ネイティブ歌手に歌ってもらった。その分、アレンジは大胆に行った。これらのヴァージョンが果たす役を決めるのはあなたやあなたの子供たちで、それが平和なものになれば嬉しい限りである。
今回、世界中から多くの音楽家が参加してくれた。その中には、肉親を亡くしたばかりにもかかわらず演奏して下さった方や、身重にもかかわらず歌って下さった方もいた。生死の交錯に立ち会った彼らが「未来に希望を持ちたい」という趣旨のこのアルバムに深みを与えてくれたことに感謝し、その故人と新生児にこの作品を捧げたい。(安田寿之)
I would like to present one style of children's songs in probable bright future. It's the concept of the album.
The melodies, lyrics, arrangements, meanings and roles of Standards such as children's songs including here in this album have been changing during spreads over the world by each local interpretation. Now that we can overlook their transitions and variations, I would rather keep original melodies and lyrics and have native singers to sing them. Instead, the arrangements were done energetically. You and your children will settle the lively roles of my versions and I wish they would be peaceful ones.
Many musicians from many countries have participated in this project. One of them had just lost the near relative and some of them were just pregnant on their recording occasions. They contributed musicianships despite their circumstances and I believe that they, encountered strong advances of lives gave significances to the piece whose theme is a will to the future. I would like to thank them and dedicate it to the departed and the newborn. (TOSHIYUKI YASUDA)